夢ある小千谷の農業

3月21日土曜日、春分の日。晴天な一日でした!

「夢あるおぢやの農業に向けて」推進集会がJA越後おぢや主催で、グリーンパークで行われました。

低米価時代の稲作経営について~反転攻勢に向けた新潟県農業の課題~と題して、新潟大学の伊藤亮司先生が講演。

「水」より安いコメで農家がやっていけるはずがない。

コメが余っているからしょうがない、低価格で大規模化を図れば8,000円/俵のコメで輸出が展望できるという話だったが、コメの輸出は進んでいない。

本来なら下限の価格(最低価格保証制度(マーケティングローン)はアメリカにさえある)があるのが、当たり前で、極端な安売りはおかしい。大規模化でもコストは下がらない。

低米価を誘導する政策意図は?(小規模・兼業農家つぶし、産地間競争、産地内競争を煽れ、TPPでも補助金出さないですむ農業へ。) ではどうする?つぶし合いの競争から高め合う競争へ 消費者支援=国産米(地元米)購入補助が農を支える、(例)エコポイント還元    等等、

数字や統計をまじえ、日本農業コスト高の論に惑わされない、現実の状況や未来予測を講演いただきました。

  魚沼コシヒカリは、2年間で5,000円も下落し、平成26年産米は現行区分で過去最安値になりました。米価の低下傾向に加え、生産費の3割を占める肥料、農機具の価格上昇が生産者を圧迫、「作っても赤字になるだけ」「このままでは後継者がいなくなる」との声が出ている現場の切実な声。

昨今の「バター不足」のような状態を農政は、コメでも引き起こすのか。   農の持つ様々な多面的機能の保持や地域で住み続けられる営みが続くためにも、農家の安定所得は必須だと思います。

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