深刻な看護師不足
小千谷市にある厚生連魚沼病院では、3つある病棟のうち、1つの病棟が2014年1月から6月まで閉鎖され、その分、長岡中央総合病院、柏崎総合医療センター(旧刈羽病院)へ看護師が異動します。
平成28年(2016年)10月開院予定の新病院(小千谷病院、魚沼病院の統合)では、医師・看護師など、医療従事者がきちんと充足するのか、悩ましい課題だと私は思います。
市の担当課に、看護師の奨学金は小千谷市独自にあるのか伺ったところ、小千谷奨学会の奨学金は、専門学校を含まないので、看護学校進学者への奨学金はない。新潟県民が対象の奨学金が各種あるので、小千谷市学校教育課では、県民対象の奨学金・貸付金制度などの相談にのるので、いつでも来ていただきたいとのことでした。
http://www.pref.niigata.lg.jp/kotogakko/1222020128706.html
また社会福祉課では、母子家庭のお母さん、父子家庭のお父さん対象の看護師などの資格取得のための助成制度があり、年度末に市報に募集・告知掲載予定を、3月では遅すぎると訴え、2月に掲載してもらえることになりました。
小千谷市高等技能訓練促進費等給付金支給要綱http://www.city.ojiya.niigata.jp/reiki/reiki_honbun/j800RG00000976.html
小千谷市では、市立病院や県立病院はありませんが、新病院は、当市で唯一の総合病院になり、市民の安心の大きな担い手になることが期待されます。
平成26年度の県立高校再編で、小出高校普通科に医療専攻が設置され、生徒の看護医療系進学の意識付けを行い、県の看護師不足に対応し、医療従事者を育成するとのこと。また、先の12月議会で、十日町市の関口市長も、県立十日町病院の近隣に看護学校を設置(誘致)したい旨の答弁をされていました。
もちろん、総合病院だけではなく、開業医、障がい者福祉、高齢者介護など、看護師が求められる現場は多岐にわたります。
地域の維持・安心・安全のためはもちろんありますが、若手世代にとっても、安定した雇用・収入が保障される職が地域にあり、その職に就き、地域で生活していくということの魅力をもっとアピールできる、手助けできる制度があればと思います。
知恵を絞らねばですね。
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