緑風吹く水田
毎日蒸し暑くゲリラ豪雨も心配な梅雨明け前の小千谷です。
私を含め、この気候にぐったりな人も多いですが、昨日から、小千谷市内、夏休みも始まり、部活に励む中学生や水遊びする小学生たちの元気な姿を見かけ、こちらも、笑顔になります。
また、この時期は、目が覚めるような一面、緑・緑・緑の田んぼに、癒されます。
稲の出穂も間近ですね。
5割減減栽培(化学合成農薬5割減・化学肥料5割減とした栽培)が当たり前になり、佐渡の朱鷺米(JA佐渡 私たちの目指す農業 http://www.ja-sado-niigata.or.jp/3warigen/3warigen.htm )の健闘をみても、小千谷市の下記の光景は、少し無邪気に見えます。
農家の高齢化などの背景も分かるのですが、ネオニコチノイド系農薬の問題を見ても、新潟県の対応にも違和感が。魚沼こしひかりにいつまでも胡坐をかいていられないとは思うのですが。
また、カメムシを原因とする斑点米(米の中に、この斑点米がちょっとでも混じっていると、米検査で等級が下げられ、農家の収入が減ってしまいます。そのため農家は、カメムシが寄り付かないよう、農薬を散布することになります。)による着色粒については昭和49年に規格が設定されたまま、何の検討もなされず30年以上続いている農産物検査規定も、問題です。
現在の精米技術では、着色粒は色選することができ、除外することができます。なのに、昭和49年に設定されたままの農産物検査規定により、斑点米の等級減が規定されたままになっていることが、カメムシ防除のための農薬大量散布につながっているとして、検査制度の見直しを求める声が、生産者から強く出されています。
こうした現場の声を聞いて、制度を改革していくことが、真の構造改革、規制緩和だと思います。
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