北国の春 ~城山・田んぼ・山桜~ そして介護保険の要支援見直し
5月6日、今年初めて城山(小千谷)に登ってきました!
かたくりの花や山桜など、花いっぱいの登山道、心が癒されます。目には青葉も嬉しい季節です。
小千谷市内では山菜とりや農作業に励む方が多い連休最終日。
もう田植えを済ませた田んぼも発見しました!
朝・晩はまだまだ冷える小千谷ですが、季節は確実に進んでいます。
そして、介護保険の要支援見直しのニュース。
要支援を介護保険から切り離して、市町村とボランティア事業にゆだねるとの意向。
厚労省は、「自立支援につながっていない」との判断ですが、高齢者の「自立」ってなんでしょうか?加齢は病気ではないですし、治せるものではない、治療という行為と親和性がないものもあります。こどものような成長を高齢者に求めるのはいかがなものか。(こどもは、昨日出来なかったことが今日できるように、高齢者は、昨日まで出来ていたことが今日できなくなること、あります。)
昨今の厳しい経済状況の中で、介護サービスを利用抑制される高齢者やご家族も多いです。
一人世帯、老老世帯、核家族が多く、市町村の財政も厳しく、役所の担当者も含めた介護にかかわる人員が十分に充足していない中で、この改正で困難な状況に陥る方が多く出るのは、容易に危惧できます。(介護・ケアが必要な状態だから要支援認定されるわけで、状態が改善してケアが必要なくなり自立できるというわけではありません。要支援1・2の方は、介護・ケアサービスを利用することで、地域で住み続けられる、在宅で生活できるという方です。)
今回の改悪が実現するということは、本人の努力、家族の努力、地域コミュニティの努力、福祉事業所の努力、市町村の努力を煽るのみで、その具体的支援の施策がないのでは、夢も希望もありません。
団塊の世代の皆さん、団塊ジュニアの皆さん、これ10年後の自分たちが当事者となる問題です。
団塊ジュニアの世代は、晩婚化の中で、子育て(教育費)と親の介護の課題を同時期に経験する方も多くなるでしょう。きょうだい・親戚が多いわけではありません。旧来の家制度の復活で乗り切れる課題でもありません。子育て・教育・高齢化にどう取り組んでいくかは、個人の課題ではなく、社会の課題として否応なしです。
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