9月定例会報告②ひかり工房と旧さくら保育園

小千谷市障害者支援センターひかり工房条例を廃止し、社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会に民営化・民間移譲されることが、可決されました。

当局のほうからは、小千谷北魚沼福祉会からの要望に、県は、指定管理者をはずすには、条例を廃止しなければいけない、各種補助金の申請も、指定管理者のままでは、申請できないとの回答があった。また小出支援学校の卒業生の受け入れにはサテライトが必要で、今のひかり工房では増設できない。旧さくら保育園の利用については、他の民間からも問い合わせはあったが、市としては、障害者の就労支援を優先するためにも、旧さくら保育園をひかり工房のサテライトとして事業展開する計画を有する小千谷北魚沼福祉会に譲渡したいとのこと。現在市の財産である建物・土地は無償譲渡・無償貸付とするが、事業を行う実際の建物の土地はひかり工房は年間約25万、旧さつき工房は年間約23万と有償貸付としたいとの説明を受けました。

委員会でも、議論が交わされましたが、

大きな論点としては、※小千谷北魚沼福祉会に移譲となった経緯が不透明ではないか。(もっと公募や公開した形での事業の移譲先の募集をすべきではないかのか)

※障害者福祉の事業をおこなうことに対して、事業を行う土地の貸し付けを有償で行うのはいかがか。無償で貸し付けるべきではないのか。

※保護者の方に、事業の民間移譲で、理解が得られているのか。利用者・保護者の不利益になることはないのか。

※旧さくら保育園の地元町内会(元中子)への説明や理解が得られているのか。

その他に、※旧さくら保育園は、下水が配備されていないが、下水の引き込みや水廻りの工事は市が行うのか。(→下水の引き込み工事を完了して引き渡す。水廻り等の工事は、障害者施設開設準備金として市が補助金を出す制度が従来からあり、その補助金を利用してもらう。)などの議論が行われました。

私としても、地元町内会との経緯を問い、今後とも、十分な理解が得られるよう進めてほしい旨、要望いたしました。

結果的には、9月定例会で、ひかり工房の小千谷市指定管理者の廃止と旧さくら保育園とともに、小千谷・北魚沼福祉会への移譲が可決されました。(事業を行う土地に関しては有償貸付となりました。)

小千谷市における障害者福祉が充実することが大いに期待されますが、議会でも大いに議論となった移譲経過の透明さや土地の有償貸付に関しては、今後とも、注視していかなければならないと考えております。

特に市の財産や大きな政策を左右する事柄に関しては、市民への十分な丁寧な説明と公募等の開かれた財産移譲の形を取るべきであると今後、提言していきたいと考えております。

皆様のご意見等、お聞かせ下さい。

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