放射性物質を含む浄水汚泥の保管状況を視察

小千谷市では、福島第1原発事故後、小千谷浄水場、工業用水浄水場から、発生する汚泥等に、セシウムが検出されています。
【汚泥】小千谷浄水場 最高値300bq(11年7/8)・工水浄水場 最高値6,800bq(11年6/10)
【焼却灰】時水清掃工場 最高値26bq(11年11/8)・【飛灰】時水清掃工場 最高値240bq(11年6/30)
【焼却灰】衛生センター清流園 最高値900bq(11年9/6)
 
汚泥などは、ガス水道局で厳重保管していますが、現在保管している総量が1,200㎥弱で、今後、保管場所にも、苦慮するとのことで、ガス水道局長より、特別措置法のクリアランスレベルである100ベクレル未満の汚泥を関東のセメント業者が引き取ってくれるとのことで、5月14日から6月1日まで、67.6トンを引き取ってもらった。7月2日よりまた引き取りを再開したいとの報告が、6月11日の議員協議会で、ありました。

この汚泥については、6月定例会が始まる前に、私も、ガス水道局に問い合わせており、上記の報告を伺っておりました。
原発事故前なら、おおよそ1トン9,000円から13,000円の価格で、建築資材として業者に引き取ってもらえたものが、現在は、相当高い費用がかかるため、この差額は東京電力に損害賠償として請求する考えであることや、100ベクレル以上8000ベクレル未満の汚泥の処分方法はどこからも指示が来ていないため、現状では保管し続けるしかない状況を確認しております。

また、6月13日に、ガス水道局の放射性物質を含む汚泥等の保管場所を視察してきました。


↑保管現場。5か所で空間線量も測定しているとのこと。

↑きちんとどの袋にどの汚泥が入っているかまで記録。



↑保管場所の横にある天日乾燥池。

福島第一原発事故が本当に多くの市民生活に影響する現状の中、唐突ながれきの受け入れ、大飯原発の再稼働決定は、疑問です。現在も、小千谷市でも100ベクレル以上の汚泥等は、行き場がありません。どう処分していくのか。
また、先日の小千谷も含む魚沼地域の市民測定活動でも、土壌からのセシウム検出がありました。
市長と市民の懇談会でも、多くの市民の皆さんから、不安や疑問の声を聞いております。
これからも、しっかりと対応を確認していきます。

天日乾燥の仕組みなど浄水場の仕組みは、以下の静岡県総合教育センターのホームページが分かりやすいです。
http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/shakai/kawanotabi/teratani_08.html

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