新たな事実が判明。後方支援拠点を小千谷市にと東電本社!

9月 29th, 2012 by hasegawa

小千谷市には、東京電力の信濃川電力所(小千谷市千谷川)があります。「信濃川の水力発電を行っているのは、JR東日本では?」と思われる方もおられるかと思いますが、東京電力とJR東日本の2社が信濃川中流域で水力発電を行っています。(※東京電力・西大滝ダムで取水された水は、導水管で約29キロ下流の東京電力・信濃川発電所(新潟県中魚沼郡津南町三箇)に運ばれ、発電機を回した後、再び信濃川へと戻されます。しかし、すぐにまたJR東日本・宮中ダムで再び取水され、今度は約26キロ下流にあるJR東日本の3つの発電所「千手発電所・小千谷発電所・新小千谷発電所=総称・信濃川発電所」へと導水管で送られています。)

今回、小千谷市に対して、東京電力より、「柏崎刈羽原子力発電所の原子力災害発生時における後方支援拠点としての信濃川電力所の使用と小千谷市管理施設の借用のお願い」があったことが9月24日の議員全員協議会でわかりました

9月28日に、柏崎刈羽原子力発電所安全対策説明会(小千谷市議会議員むけ)が小千谷市役所議員控室で開催(9月20日付で議員に案内配布)されましたが、その際、東京電力は、先週柏崎市や刈羽村で行われた住民説明会の資料を説明するのみ、その後、議員との質疑応答にうつりましたが、その質疑応答でも、安全対策に関することのみ。小千谷市に後方支援拠点を置きたいことに対して説明があるのではと思っていたのですが、時間もなくなってきたので、議長にこれから東京電力より説明があるのですかと伺うと、この質疑応答の時間に後方支援拠点についても質問してくださいとのことでしたので、東京電力からの市議への後方支援拠点についての説明はないまま、質問することで状況を問いました。

説明会では、冒頭、先週の柏崎市・刈羽村の住民説明会で配布された東京電力の資料の他に、東京電力による後方支援拠点設置の依頼文書が市側より配布されており、一見して、論点は3点①信濃川電力所を後方支援拠点として使用したい。②小千谷市の管理されている施設を車両駐車場やヘリポートとして借用したい。(自衛隊・消防・警察等も数多く参集することが予想されるので、信濃川電力所の施設だけでは手狭になるから)③小千谷市の施設が警戒区域内に入ったり、住民が避難して使われなくなった際には、総合体育館などの施設を後方支援拠点として使用したいという東京電力からの要望です。      

後方支援拠点について、私は、以下の点などを質問しました。※いつ、小千谷市に話をもってきたのか?※東京電力は誰が要請に来て、市は誰が立ち会ったのか?※後方支援拠点は、「事故収束活動の体制・支援」が主要目的となり、小千谷市民にとり、住民の防護や被災者支援は後回しにされるのではないか。※後方支援拠点に自衛隊や消防や警察が結集されることで、小千谷市内の主要道路の封鎖や占有がなされるのではないか。※県の防災計画、市の防災計画との整合性はどうなるのか。※依頼の仕方が市へ放り投げるような姿勢ではないか。小千谷市や市民を軽視しているのではないか。※信濃川電力所は、東京電力所有の事業所ではあるが、水力発電に関する施設であり、後方支援拠点となると目的が違うのではないか。等。

東京電力側からは、「小千谷市の施設が警戒区域内に入ったり、住民が避難して使われなくなった際には、総合体育館などの施設を後方支援拠点として使用したい」との依頼は、市から断られた。車両駐車場やヘリポートについては、河川敷でもいいかとも考える。「後方支援拠点」の整備を、原子力事業者防災業務計画に記載することを義務付けられたので、柏崎のエネルギーホール(柏崎刈羽原発から8キロ)と小千谷の信濃川電力所(柏崎刈羽原発から23キロ)を後方支援拠点として使用したいと主張されました。

そもそも、後述する経過(時系列)をみていただいてもわかるように、東京電力も小千谷市もこの問題に対して、とても軽く考えているような扱いに憤りを覚えます。

福島の事故の検証が終わっていないと泉田新潟県知事がいわれているように、そのような状況で、安易に後方支援拠点を小千谷市として受け入れられる状況ではないと考えます。また、小千谷市と自治体スクラム支援会議を結んでいる南相馬市の桜井市長も、電源交付金もいらないし、原発もいらないと主張しています。

再稼働ありきの、再稼働前提の後方支援拠点の話は意味がないですし、事前資料もまったくなく、市側に、話を放り込むような姿勢は大いに不信感を呼ぶものです。

小千谷市側(議会・市民も含め)も、東京電力がいわれる後方支援拠点について、もっと調査・研究しなければならないですし、安易に承諾はできる問題ではないのではないでしょうか。議会でも十分議論しなければならないと考えます。

経過(時系列)

8月16日 東京電力、小千谷市へ「柏崎刈羽原子力発電所の原子力災害発生時における後方支援拠点としての信濃川電力所の使用と小千谷市管理施設の借用のお願い」に来訪。(出席者:柏崎刈羽発電所副所長・東京電力原子力運営管理部防災安全グループ課長・柏崎刈羽原子力発電所広報担当者、小千谷市長・副市長・危機管理課課長)

9月20日 小千谷市議会議長より、東京電力より「柏崎刈羽原子力発電所安全対策」についての説明を小千谷市議会議員にしたいとの申し入れがあったので、9月28日午後2時より議員控室で行う旨の案内文書が配布される。

9月24日 9月定例会最終日 定例会閉会後、議員全員協議会にて危機管理課課長より議員に東京電力より、後方支援拠点を小千谷市の信濃川電力所に設置したい旨の依頼があったと口頭で報告。(議員より、口頭ではなく文書を議員に提出してほしい旨、要請し、当局側は承諾)

9月26日 議員から9月24日に要請した文書が手元に届かないので、長谷川が危機管理課長に求めると、9月28日の安全対策説明会において配布するとの返答。

9月28日 柏崎刈羽原子力発電所安全対策説明会(小千谷市議会議員むけ)開催・小千谷市役所議員控室にて

           東京電力柏崎刈羽発電所副所長他の皆様

城内町演芸会

9月 27th, 2012 by hasegawa

9月23日瑞玉神社の秋の祭礼に合わせて、城内町の演芸会が開催されました。

名司会者の進行で、民謡・踊り・カラオケ・演劇・よさこい等と多くの皆さんが、素晴らしい腕前を披露されました。

また大トリの堀沢ファミリーの皆さんの大迫力の演奏に拍手喝さいでした。

あいにくの雨で、屋外ではなく、公会堂の中での開催でしたが、熱気あふれる秋の夜ながになりました。

 

 

 

 

障がい者の就労支援とレストランと廃校校舎利用と企画競争(プロポーザル)

9月 27th, 2012 by hasegawa

先日、和島トゥール・モンド(長岡市・旧和島村)に行ってきました!

ここは、旧島田小学校の校舎を改装して、社会福祉法人長岡三古老人福祉会が就労継続支援A型の事業所として、レストランなどの事業を展開しているところです。

長岡市は、この旧島田小学校の校舎保存を求める地域住民の方の声を受け、跡地を福祉活用推進事業として、障がい者の福祉に活用するため、簡易評価型プロポーザルを実施し、事業所を決定しました。

就労継続支援A型の事業所では、新潟県の最低賃金以上の雇用契約が保障されますし、また、旧校舎を利用した施設が本当に、素敵なデザイン・建物で、素晴らしい取り組みだと感銘を受けました!(映画「この空の花」のロケにも校舎は使われたそうです。)

是非、秋の新潟ドライブに、和島を立ち寄られてみては!懐かしい校舎の雰囲気と現代的な素敵なデザインの融合した建物、美味しいランチやディナーに、特に女性は喜ぶのではないでしょうか?

長岡市の取り組みは、南部3小学校の閉校に伴う後利用や障がい者就労支援、また公募型、企画競争型の事業決定等、小千谷市にとっても多くの示唆に富む政策だと思いました。

和島トゥー・ル・モンド ホームページ http://www.tout-le-monde.com/

就労継続支援A型:障がい者自立支援法に基づく就労継続支援のための施設であり、一般企業への就職が困難な障がい者に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい者福祉サービスを供与することを目的としています。「A型」は障がい者と雇用契約を結び、原則として最低賃金を保障するしくみの“雇用型”。そのほか、「B型」は契約を結ばず、利用者が比較的自由に働ける“非雇用型”です。

簡易評価型プロポーザル:プロポーザルとは「企画・提案」の意味。

企画競争(プロポーザル方式)とは、複数の業者から企画提案や技術提案を提出させ、提案内容を審査し、企画内容や業務遂行能力が最も優れた者と契約する方式。

企画競争とプロポーザルの比較
種類 公募 提案書提出 提出物
企画競争 有り 応募者全員 企画提案書
公募型プロポーザル 有り 選定された者のみ 技術提案書
簡易公募型プロポーザル 有り 選定された者のみ 技術提案書
標準プロポーザル 無し 選定された者のみ 技術提案書

企画競争は、競争性及び透明性を担保し、特定の者が有利とならないように、次のことが求められる。◇業者選定には、業務担当部局だけはなく契約担当部局も関与する◇あらかじめ具体的に定めた複数の採点項目により採点を行う。

より透明性を高めるため、第三者機関に審査基準の制定や提案書の審査等を依頼することもある。

公募:次のような場合、設備や技術等の必要条件を具体的に明示して、掲示、Webサイト等で広く参加者を募ることを言う。◇財務省通達で認められた契約以外について特命随契を行おうとする場合◇企画競争やプロポーザル等への参加希望を募る場合

公募期間は、一般競争の公告期間(予算決算及び会計令第74条)に準じて、適切に定めなければならないとされている。

9月定例会報告②ひかり工房と旧さくら保育園

9月 27th, 2012 by hasegawa

小千谷市障害者支援センターひかり工房条例を廃止し、社会福祉法人小千谷北魚沼福祉会に民営化・民間移譲されることが、可決されました。

当局のほうからは、小千谷北魚沼福祉会からの要望に、県は、指定管理者をはずすには、条例を廃止しなければいけない、各種補助金の申請も、指定管理者のままでは、申請できないとの回答があった。また小出支援学校の卒業生の受け入れにはサテライトが必要で、今のひかり工房では増設できない。旧さくら保育園の利用については、他の民間からも問い合わせはあったが、市としては、障害者の就労支援を優先するためにも、旧さくら保育園をひかり工房のサテライトとして事業展開する計画を有する小千谷北魚沼福祉会に譲渡したいとのこと。現在市の財産である建物・土地は無償譲渡・無償貸付とするが、事業を行う実際の建物の土地はひかり工房は年間約25万、旧さつき工房は年間約23万と有償貸付としたいとの説明を受けました。

委員会でも、議論が交わされましたが、

大きな論点としては、※小千谷北魚沼福祉会に移譲となった経緯が不透明ではないか。(もっと公募や公開した形での事業の移譲先の募集をすべきではないかのか)

※障害者福祉の事業をおこなうことに対して、事業を行う土地の貸し付けを有償で行うのはいかがか。無償で貸し付けるべきではないのか。

※保護者の方に、事業の民間移譲で、理解が得られているのか。利用者・保護者の不利益になることはないのか。

※旧さくら保育園の地元町内会(元中子)への説明や理解が得られているのか。

その他に、※旧さくら保育園は、下水が配備されていないが、下水の引き込みや水廻りの工事は市が行うのか。(→下水の引き込み工事を完了して引き渡す。水廻り等の工事は、障害者施設開設準備金として市が補助金を出す制度が従来からあり、その補助金を利用してもらう。)などの議論が行われました。

私としても、地元町内会との経緯を問い、今後とも、十分な理解が得られるよう進めてほしい旨、要望いたしました。

結果的には、9月定例会で、ひかり工房の小千谷市指定管理者の廃止と旧さくら保育園とともに、小千谷・北魚沼福祉会への移譲が可決されました。(事業を行う土地に関しては有償貸付となりました。)

小千谷市における障害者福祉が充実することが大いに期待されますが、議会でも大いに議論となった移譲経過の透明さや土地の有償貸付に関しては、今後とも、注視していかなければならないと考えております。

特に市の財産や大きな政策を左右する事柄に関しては、市民への十分な丁寧な説明と公募等の開かれた財産移譲の形を取るべきであると今後、提言していきたいと考えております。

皆様のご意見等、お聞かせ下さい。

9月定例会報告①火災予防条例の一部を改正する条例

9月 25th, 2012 by hasegawa

小千谷市火災予防条例が、電気自動車普及に伴う急速充電設備の管理基準を定めるものとして、改正されることが可決されました。

急速充電器は、平成24年3月末で、県内10市1町、23か所に設置されているとのこと。(小千谷市にはまだありません。)

新潟県は、2015年までにEV・PHV2000台の普及を目指しており、市民の皆さんの関心も高まっているのではないでしょうか。

EV車やPHV車普及促進のため、様々な環境整備は必要と考えます。

新潟県電気自動車普及促進ポータルサイト(新潟県 産業労働観光部 産業振興課 新エネルギー資源開発室)http://www.niigata-ev-phv.jp/wp-content/themes/ev-phv/images/img-eyecatch.png

 新潟県内のEV・PHV自動車数(平成24年3月末現在)

※新規登録車のみ・改造車等は除く

新潟県内のEV数 339 台
新潟県内のPHV車数 36 台
EV(単位:台)
事業者名簿 用途 場所
柏崎市内 佐渡市内 新潟市内 その他
新潟県庁 公用車 2 2 3 7
柏崎市役所 公用車
佐渡市役所 公用車 1 1
新潟市役所 公用車 5 5
燕市役所 公用車 1 1
上越市役所 公用車 2 2
阿賀野市 公用車 1 1
妙高市 公用車 1 1
企業・個人等 社用車・個人車・ 

レンタカー等

36 19 133 126 314
45 22 141 131 339
PHV(単位:台)
事業者名簿 用途 場所
柏崎市内 佐渡市内 新潟市内 その他
新潟県 公用車 1 1
新潟市役所 公用車
刈羽村役場 公用車
企業等 社用車等 4 2 9 18 33
その他 4 2 11 19 36

新潟県内での充電器台数

充電器(急速充電器・普通速充電器)※コンセントは除く(平成24年3月末現在)

急速充電器 23 

新潟市6,長岡市1,柏崎市5,十日町市1,村上市1,上越市1、阿賀野市1,佐渡市2,南魚沼市2,糸魚川市1,湯沢町2
普通速充電器 54基 新潟市15,長岡市7,三条市5,柏崎市12,燕市1,阿賀野市1,佐渡市1,魚沼市2,南魚沼市1,新発田市2,小千谷市1,十日町市1,上越市2,田上町1,湯沢町1,津南町1

小千谷うまいもん紹介~フレンドリーさんのキャラメルかぼちゃケーキ~

9月 24th, 2012 by hasegawa

今日(9月24日)は、9月定例会の最終日でした。

ブログでご報告したい事項(9月定例会について)、たくさんっっあるのですが、すいません、今日は、小千谷の美味しいもの(うまいもん)のご紹介を♪(報告したいことは、明日まとめて、掲載しますね!)

小千谷のケーキ屋さん「フレンドリー」さんの「キャラメルかぼちゃのケーキ」「かぼちゃプリン」を紹介します♪

小千谷産のバターナッツかぼちゃを使った新作ケーキ。地元の小千谷新聞(9月22日号)でも紹介されていました。

フレンドリーさんの娘さんが留学していた南米ペルーのかぼちゃ細工。実際に娘さんが、現地の方に教わって、彫刻したものだそう。素敵ですね。

※バターナッツ南瓜(バターナッツの原種はメキシコ周辺の中央アメリカが原産地で、硬いわりに火がとおりやすく5~6分くらいで柔らかくなり、皮も薄く簡単に剥くことが出来ます。首のほうには種はなく、下の空洞に種が集中しています。果肉はオレンジ色で、繊維質が少なくネットリしており、甘味とナッツのような風味があり、サツマイモにも似ています。熟すとそのオレンジ色の果肉はますます濃いオレンジ色になり、甘味も豊かになります。保存性もよく、6ヶ月以上も保存できます。栄養的にはビタミンA、ビタミンC、食物繊維、カリウム、マグネシウム、マンガンを豊富に含有します。)

※最近は、かぼちゃの種類もたくさんですよね。坊ちゃんかぼちゃは一般的になってきましたし、最近は、小千谷でも宿儺南瓜(小千谷ではへちまカボチャと言う方も多いです)をよく畑で見かけるようになりました。けれど、バターナッツ南瓜ははじめて知りました!「農楽」さんが小千谷で初めて栽培したようです。

 

フレンドリーさんは厚生連魚沼病院のまん前のお菓子店(小千谷市城内4)です。

小千谷産の農産物とコラボした美味しいケーキ、オススメです!

信濃川と環境うるおい基金とJR東日本

9月 22nd, 2012 by hasegawa

先日の一般質問で、南部・山辺地区の活性化について、小学校の統廃合による小学校の後利用にからめて、環境うるおい基金の利用について市長に質問しました。

※環境うるおい基金とは、JR東日本より過去(不正取水)のお詫びとして、小千谷市が設置した「 小千谷環境うるおい基金」にJR東日本より20億円が寄附されたものを原資として、信濃川の環境整備等に使用するもの。

参考資料として、上記の朝日新聞記者の三浦英之さんの著作を読んでいるのですが、ぐいぐいと引き込まれる力作です。(「水が消えた大河で JR東日本・信濃川大量不正取水事件」三浦英之・現代書館・2010年)

三浦さんは1974年生まれで、同世代です。同世代の方が地道な取材と素晴らしい視点で、著作を起こしていて、とても刺激を受けました!

祖父長谷川政一の著作と合わせて、この問題について、しっかりと歴史的経過や事実を学ばなければと認識を新たにしました。

「信念の旗は高く」(長谷川政一・2004年)第3章信濃川を守る 1.取水協結成 2.取水協運動 3.国鉄発電所第5期工事反対運動   今回、一般質問を行うにあたって、南部地域の長老や学識経験者の方から、聞き取りを行いました。

昭和25年9月の落盤事故(小千谷発電所の隧道工事により40数名が落盤事故で死亡)なども、その過程で、伺うことができました。

再質問では、そうした貴重な声やアドバイスをもとに、以下のような要旨を述べさせていただきました。

小千谷の信濃川発電所をめぐる歴史・過程では、不正取水に関しては、魚野川の合流点までが、減水被害を受けました。小千谷でいえば、真人・岩沢・川井・坪野・細島地域などです。また、真人地域・池が原地域には、住宅地に信濃川発電所の隧道トンネルが通っています。今までも、たびたび、陥没や地下水の減少等、南部・山辺地域は被害をこうむっています。不正取水だけでなく、施設がある限り、影響は続きます。また河川敷もアカシアなどの雑木が生い茂り、荒れ放題、洪水時に被害が懸念されます。こうした歴史を踏まえれば、河川敷の整備や南部・山辺の活性化に環境うるおい基金を使用することにもう少し積極的な支援の考え方があってもいいのではないでしょうか。

すべてとはいいませんが、南部・山辺地域への環境うるおい基金の積極的な活用をご検討いただきたい。真人では、昔は「やな」が2つもあり、鮭の遡上があり、南部地域でも、多くの渡し船があるなど、南部・山辺地域は、信濃川と密接に生活がつながってきた歴史があります。その中で、信濃川水力発電の取水により、荒れた信濃川中流域を取り戻す闘いが、十日町・小千谷でも、流域住民の方たちの尽力があって行われ、こうした努力が環境うるおい基金というモノに結実したのではないでしょうか。市長も、こうした歴史を踏まえ、是非、地元の声を聞き、南部・山辺地域の活性化に力をお貸しいただきたいと心から要望します。

9月19日一般質問

9月 18th, 2012 by hasegawa

9月19日(水)一般質問を行います!

当日は、10時から、山本議員、阿部議員、吉崎議員、長谷川、風間(健)議員の順番に、5人の議員が行います。私は、4番目ですので、午後からの質問になりそうです。(午後は、13時から開始。)病院統合と南部・山辺4小学校の統廃合に伴う南部・山辺の活性化策を、市長に質問致しますので、是非、市役所4階の議場に、傍聴においで下さい!

※翌20日(木)は、本田議員・田中議員・風間(順)議員の3人が10時から一般質問を行います。

【長谷川あり質問項目】

病院統合における小千谷の地域医療の未来について

※病院統合協議会の検討委員会委員は、必要に応じて運営委員会で指名するとあるが、運営委員会に含まれる両病院、市、母体の厚生連、新潟大学医歯学総合病院、オブザーバーの新潟県魚沼地域振興局健康福祉部の他に、検討委員会委員にどのようなメンバーの招集を予定しているのか。

※検討委員会について、他市でも設置されているような地元住民・地元医師会・学識経験者・議会・病院関係者を含めた「地域医療整備協議会」のような役割を持たせ、市民に公開された形で、病院統合の工程や内容を協議していくべきと考えるが、見解を伺う。

※病院統合の決定に伴い、市民に対する丁寧な説明と意見の集約が必要と考えるが、6月定例会でも質問させていただいたような「出前講座」や「新病院や小千谷の医療に対する市民から意見を聞く会」等を開催・開設する具体的な工程を設ける考えはあるのか、伺う。市民に対して説明責任を果たし、また市民が参画できる考えはあるのか、伺う。市民に対して説明責任を果たし、また市民が参画できる新病院の構想構築を図り、市民の愛着や信頼を得られる新病院となることが重要だがいかがか。

※平成28年4月の開院から逆算すると、基本計画・運営計画の作成、基本設計・実施設計・建設工事着工と工程スケジュールが自ずと決まってくると思われるが、その間、説明会や公聴会、検討委員会の開催も多く開催していかなければならないが、開院に向けての具体的な工程を伺う。

※病院統合にあたり、財団法人小千谷総合病院を解散するに従い、建物の処分も含めた費用は財団法人小千谷総合病院のみが負担するものとなるのか。

※病院統合の前に、財団法人小千谷総合病院の解散が前提となるが、財団法人の解散、清算法人への移行、残余財産の帰属、負債があるとしたら負債の清算など、解散に関して様々な手続きがあると考えるが、市としての支援はあるのか。

※市長は、病院統合に関して、市として「有形の支援」を行いたいと先の6月定例会でも述べていたが、具体的に「有形の支援」とはどのようなものを念頭に置いているのか。

※市長が「有形の支援」を唱える以上、巨額の市民の血税が投入される予定であると考えるが、市民の血税が使われる以上、失敗は許されない。医師や看護師等のスタッフの充足には、どのような方策をとるのか、また開院後も新病院に対して市からの支援負担を行うのか、見解を伺う。

※新病院統合の発表が遅れたこともあり、新潟県地域医療再生計画(平成23年11月)には、救急医療ネットワークの構築などに、二次救急を狙う医療機関として「小千谷」の文字はないが、今後どう、魚沼地域・中越地域で、「小千谷」の新病院を位置づけられるのか。県との連携も合わせて、戦略を伺う。

※医療人材の確保・育成では、新大病院(医療人育成センター)や県(地域医療支援センター)との連携が不可欠と考えるが、魚沼基幹病院を中心とした地域医療研修フィールドを構築しようとしている魚沼市・南魚沼市に比べ、出遅れ感は否めない状況である。当市の総合病院協議会・運営委員会委員でもあり、新潟大学医歯学総合病院病院長である内山聖氏とは連携支援の確約は取れているのか。内山氏は、平成27年6月開院予定の魚沼基幹病院の病院長となることが確定しているがそのことも踏まえた連携戦略を市長に伺う。

南部4小学校の統廃合に伴う南部・山辺の活性化に関することについて

※  南部4小学校の統廃合にかかわり、4小学校が廃校となるが、特別支援学校に移行する塩殿小学校を除く川井・岩沢・真人の3小学校の後利用に関して、具体的な方針や方策は整っているのか。後利用検討委員会の設置等の考えはないのか。

※  「環境うるおい基金」設置の背景には、JR東日本の不正取水があり、不正取水で多大な迷惑を被ったのは流量が不足した信濃川で取水し、農業に使用する南部・山辺地域ではないか。「環境うるおい基金」を使用した小千谷の活性化、地域共生策に、南部・山辺地域の活性化、特に教育・文化の振興として3小学校の後利用に、何らかの支援や方策を取ることも重要と考えるが見解を伺うとともに、「環境うるおい基金」を使用するなどした具体的な南部・山辺地域の活性化策を伺う。

※  3小学校の後利用に関しては、地元町内の十分な意向も踏まえた上で、農業振興や若者定住促進、女性の起業など、現代の地域活性化に肝となるような戦略も打ち出していく必要があると考える。大学生インターンを受け入れている内ヶ巻「絆」や岩沢の「アチコタネーゼ」、真人の若栃未来会議、川井の高場山マラソン実行委員会や高場山あじさい村育成会など様々な地域活性化の住民グループが意欲的に活動されている。住民による地域活性化グループに対する支援も含めた後利用支援の考えはないか。

秋の芽ぶき

9月 16th, 2012 by hasegawa

小千谷市内は、今、山本山や五辺・高梨・小粟田をはじめ、そばの花が満開です!

また、市内では、現在稲刈り真っ最中。

昼間は連日30度を超す真夏日ですが、小千谷はみのりの秋を迎えています!

美味しい新米、新そばも、もうすぐですね。

スローライフ小千谷で9月9日に種をまいた菜種も、芽が出ました!

足跡に播いた種から出た芽・・・。今年は福島の原発避難者の方からも播いてもらった菜種です。しっかりとした芽吹きに、うれしさひとしおです。

今年はそばも播いたので来月の秋そばの収穫、そして来春の菜の花の開花が楽しみです。

越後小千谷の秋、素晴らしいですよ!

 足跡から芽吹いた菜の花の芽です!(手播きでは、足跡を圃場につけて、その中に種をまいていきます。ですから、足跡から芽が出るのです!)

 スローライフのそばはこんなに成長しました!市内のそばは今、花が満開ですので、少し時季は、ずれているのですが、鳥害を免れるためにも有効とのアドバイスを受けての遅播きでした。

敬老会

9月 16th, 2012 by hasegawa

16日は、城内町内会の敬老会でした。
75歳以上の方が城内町では284名、うち95名の方が出席され、ご長寿とご健康をお祝いしました。

いつまでも住み慣れた地域で安心して生活できるよう、お茶の間城内の活動や除雪ボランティアの仕組みづくり、また茶郷川の改修など、様々なご意見・ご要望を伺えました。
やはり、病院統合についてのお話も多かったです。

出席された方の中には、同じ町内で、こどものころから育ってきた幼馴染の方も多く、和気あいあいとした和やかな敬老会の一日でした。