おぢや米のブランド力

11月1日号の小千谷新聞に9月議会での「政府による緊急の過剰米処理を求める請願否決」への投稿がありました。(国会・政府に対し意見を述べる事ができる地方議会に与えられた権利、多くの農家が苦悶する請願問題である。次の政策立案のためにも意見書を送って戴きたかったものだ…。との趣旨)

2014年産米の仮渡し金大幅減少の中で、当市としても、どう小千谷の農家・小千谷米を守っていくのか。切実な課題です。もちろん、請願には、私は議員として賛成しましたが、残念ながら否決されてしまいました。

提案者(紹介議員)が誰であろうと良い請願は賛成してほしいものです。12月議会で今回のことの顛末が明らかになると思いますので注視していて下さい。

9月議会の一般質問でも、私は、『4年前の公約で、おぢや米ブランド力強化推進を市長はうたっているが、2014年産コシヒカリの仮渡し金の額が魚沼産コシヒカリで、2,500円減の14,200円と過去最低額となった状況の中で、泉田知事は「改めて大変厳しい状況にあり、付加価値の高い米作りを支援していく」とコメントを発表しました。こうした状況の中、おぢや米のブランド力とは何か、どうブランド力を強化すべきと考えるか、また大幅に農家は減収するわけですが、支援策の考えはないのか』を伺いました。

答弁は、『減収農家への市独自の支援策は行わないが、県が行っている所得向上政策に基づき、新たな農業・農村施策を最大限活用していく。また、ブランド力向上には、安全安心5割減減の米作りの推進や県認証米農家の増加を進める。市としては食味の向上のためのカントリーエレベーター冷却装置や生籾食味分析計導入に支援している。消費地訪問や販路拡大に関する取り組みを関係団体と連携して進めていく。』云々と残念な内容でした。

持続可能な地域社会には中山間地域で農業を行うことができ、生計を立てられるということが当市においても大変重要。物語のないブランド化はない。どう「おぢや米」に高付加価値をつけるのか、つけられるのか。言葉だけの公約ではなく、具体的な政策として考察していかなければならないですし、どう農家を支えるのか、議会としても魚沼産コシヒカリの生産地小千谷としてしっかり姿勢を示さなければならないと考えます。

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