人口減少社会へ対応を

人口減少社会へ対応を

6月24日 新潟日報朝刊  藻谷浩介氏の「政治劣化考 ~人口減少社会への対応を~」に感銘。
「減りゆく現役世代の賃上げをトリガーとしなければ、内需は増えず円高の脅威にさらされ続ける外需に依存していては中間層は形成されない。」「競争に勝った男性だけを登用する今のシステムは子どもが多い時代のもの。一定数を切り捨てればいいと錯覚し、他人を蹴落とすシステムに転化する。これでは半分を駄目にしてしまう。」「優秀な女性はもちろんのこと、成績の悪い子でも障害がある人でも、高齢者でも全員の社会参加が必要だし、そうできるはずだ。」「徒競争一人だけ先にゴールする人材は無用。全員お手手つないで走りつつ、全体をベースアップさせることのできる人材こそ必要だ。」

藻谷浩介氏の主張もそうですが、泉田知事の「デフレ期に増税はありえない。高橋是清を学べ!」、内田樹さんの「贈与経済」や浜 矩子さんの「君富論「分配政策」、平川克美さんの「小商いのすすめ」などの考え方・未来志向は、中山間地・地方・少子高齢・介護・教育・地方議会の現場にいる(いた)モノとしては、すごく共感します。

人口減少は、人口にボリュームがある第二次ベビーブーマー世代・団塊ジュニアである世代の女性に、響く政策・施策を実行できなかった時点で、減少を止める事は不可能になったと思います。

しかし、それを事実として受け止め、では減少を衰退とさせない、暮らし方・生き方・政策・施策が、切実に必要となっていると感じています。

記事にもありましたが、「全員を育てるシステム」、「新しい解決策」を手間を惜しまず、コツコツとやるしかない。
それには、みんなが、一人ひとりが、知恵を集めて、知恵をだして、全員参加、全員に出番がある、そんな地域づくりが大切だと思っています。

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